【2024年5月】　陶芸家・酒井智也個展開催決定！

ARTIST

2024.04.26

2024年5月、大阪・阪急うめだにて陶作家・酒井智也の個展を開催。
昨年発表したSpiritシリーズの最新作に加え、記憶をテーマにした多様な形状やカラーの作品が一堂に展示されます！
更に進化した酒井智也の新作をぜひご覧ください！

写真　木村雄司

PROFILE

酒井智也

1989年、愛知県生まれ。名古屋芸術大学陶芸専攻卒業、多治見市陶磁器意匠研究所修了。現在は、愛知県瀬戸市にて独立。主に電動ロクロを使って制作している。

主な受賞歴は、2020年、台湾国際陶磁ビエンナーレ入選、2021年、第12回国際陶磁器展美濃銀賞など多数。作品は、京畿陶磁美術館（韓国）、新北市鶯歌陶磁博物館（台湾）などに所蔵されている。

阪急うめだ本店7Fにて人気の陶作家・酒井智也の個展を開催します。

酒井は、失われていく大切な記憶を残すというテーマのもと、自己の記憶、他者の記憶、時代の記憶をモチーフに、抽象的なイメージを練り上げたシリーズ作品を制作してきました。

誰かの心に残る、色とりどりの想いを内包する記憶。それを後世に残すには、時代を越えて人々が本当に大切な記憶を、安心して託せる存在が必要です。
過去、それらは「神」などの宗教的なものに託され、いつの時代の人々にも、教訓や癒しを与え続けています。
現代の日本における「神」とは、なんでしょうか。それは、酒井自身も影響を受けている漫画やアイドルなどの推し文化に見られるかもしれません。
様々な要素を受け入れ、独自の発展を遂げる日本の現代文化を背景に、酒井は古今東西の「神」をモチーフに取り入れながら、「記憶の守り神」とも呼べるSpiritと題したシリーズを生み出しました。
そしてそれは、長く形を保つことが可能な、陶芸の素材と技法によって、遥か遠い未来まで伝えられていきます。