陶芸家・高橋奈己個展「光と影の交響」を開催！

ARTIST

2024.12.28

陶芸家・高橋奈己の個展「光と影の交響」を開催いたします。
自然界に存在する種や実、花の蕾などのアシンメトリーな造形の上に黒を纏った深淵な美しさを表現した高橋奈己の「光と影」が交響する新たな作品の数々を是非ご覧ください。

PROFILE

高橋奈己（陶芸家）
東京都生まれ。果実やつぼみなど自然が生み出すアシンメトリー（非対称）な造形の美しさに魅せられて以降、継続してそれらをモチーフに作品を制作し、分野を問わず国内外から熱い視線が注がれている。1997～99年ファエンツァ国立陶芸美術学校在籍。東京国立近代美術館やファエンツア国際陶芸美術館などにコレクションされている。

この度B-OWND Galleryでは、陶芸家・高橋奈己個展「光と影の交響」を開催いたします。

鋭さと滑らかな線から生まれる高橋の作品の陰影は凜とした佇まいの中に、一種の緊張感が漂っている。
西洋は光を好み、東洋は影を好むと言われる。
かつて暗い部屋に住むことを余儀なくされた我々の祖先は、いつしか陰影のうちに美を発見しそれらを発展させてきた。
そのような日本特有の光と影の関係性の美学に焦点を当てた高橋奈己の個展を開催する。
高橋の作品を形容する白磁の素地に映る陰影は、一様ではない。
それらにはグラデーションがあり、空間や光に作用し、微妙な色合いの変化を映し出す。