酒井智也 個展「Archē」を開催します!
酒井智也 個展「Archē」を株式会社丹青社のエントランススペース「クリエイティブミーツ」で開催します!
PROFILE
酒井智也(TOMOYA SAKAI)
1989年愛知県出身。2015年名古屋芸術大学・陶芸コース卒業。2019年多治見市陶磁器意匠研究所修了後、愛知県瀬戸市にて活動。
まるで瞑想するかのように無心になってロクロと向き合い、ふいに思い浮かんだイメージを作品のパーツとして作る。それらを今度は、意識的に再構築することによって作品を完成させる。知らず知らずのうちに意識の底に沈んでしまった、本当は大切だったはずの記憶を、作品として生みなおしている。
この度B-OWNDでは、陶芸家・酒井智也による個展「Archē」を開催いたします。
本展では、新作となるArchē seriesを多数発表いたします。
白と黒を基調としたシックなカラーリングが特徴で、その中にうっすらと浮かび上がるような繊細なテクスチャを感じられる作品群です。
さらに、Recollection seriesも新たな色合いで登場します。

<個展コンセプト>
Archē
— 記憶の化石、胎動する存在 —
人は、生きていく中で、文化、信仰、価値観といった無数の「記憶」に覆われていく。
気づけば、自分という存在は、そうした記憶の層にかたちづくられている。
作品を通じて、それらを脱ぎ去った先に現れる、
個人の記憶を超えた、人類の奥底に眠る普遍的な原初の記憶を探る。
私が用いる土は、この地上に積もった無数の生命の痕跡であり、
記憶の堆積でもある。
その土に手を添え、無意識と対話しながら、
かすかな断片を掬い上げ、
火によって、その存在をこの世界に固定する。
この一連の行為は、記憶の化石を発掘することであり、
生命としての人を見つめ直し、新たに生きていくことでもある。
Archē(アルケー)とは、ギリシャ語で「始まり」や「根源」を意味する。
しかし、私が探っている“始まり”とは、過去にあった起点だけでなく、
刷り込まれた何かを捨てた先に宿る、存在の始まりでもある。
私たちは、自分の輪郭さえ、自分で選べないまま生きている。
だからこそ、文化や価値が付着する前の、
生命そのものを考えることに意味があるではないか。
この作品は、記憶の化石であり、胎動する存在。
見る者それぞれの中に眠る記憶に触れ、
自分が何者であるかを問い直す、きっかけの装置。

酒井智也の渾身の新作の数々を是非ご覧ください。

酒井智也 個展「Archē」
【概要】
会期:2025年5月18日(日)・20日(火)~25日(日)
会場:株式会社丹青社 エントランススペース クリエイティブミーツ
〒108‐8220 東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス19F
営業時間:平日 18時~20時、土・日 11時~19時 ※すべての時間帯で事前予約制
※17日(土)11:00~16:00 VIPご招待日 ※完全招待制
※17日(土)18:00~20:00 オープニングパーティー ※事前予約制
<B-OWND Galleryでは酒井智也のPOP UPを開催>
B-OWND Gallery(有楽町)ではReCollection seriesなどの作品を販売します。ぜひギャラリーもお立ち寄りください。
【B-OWND Gallery概要】
会期:2025年5月17日(土)~5月27日(火)
会場:阪急メンズ東京 7F B-OWND Gallery
〒100‐8488 東京都千代田区有楽町2-5-1
電話:03-6252-1381(代表)、03-6252-5467(直通)
営業時間:平日 12時~20時、土・日・祝日 11時~20時