博多阪急にてアートイベント「工芸3.0 -アート×テクノロジー×日本文化- produced by B-OWND」を開催します!(2022年11月)
展示及びイベントの内容をお知らせします。
※会期は終了いたしました。たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
はじめに
2022年11月16日(水)~22日(火)の期間、博多駅直結の博多阪急1階にてアートイベントを開催します。
展示タイトルは、『工芸3.0 -アート×テクノロジー×日本文化- produced by B-OWND』。
斬新なアート・工芸作品がNFTなどのテクノロジーや茶会体験と相互に混ざり合うことを通じて、新しい工芸の形を可視化します。陶芸/人形/映像/NFTなど多種多様な150点以上の作品が一堂に展示されます。
また会場中央に現代的な茶室を設置し、アーティストの茶器にてお茶を点てる茶会、テクノロジーと日本文化をテーマにしたトークセッションも開催予定です。
この記事では、このアートイベントの内容についてお伝えします。
参加アーティスト紹介
B-OWND参加アーティストからは、陶芸家の井上祐希、古賀崇洋、人形師の中村弘峰の九州出身の3名に加えて、今注目の若手陶芸家の氏家昂大、酒井智也、宮下サトシの計6名が参加致します。
井上祐希|ストリートカルチャーの精神と有田焼の融合
井上は、人間国宝を有する有田焼の窯元、萬二窯の三代目。筆を自由に振り動かすことで生まれる、荒々しくも絶妙な表現によって、偶然性・即興性を楽しむストリートカルチャーに影響を受けた作風が人気。
氏家昂大|生命が脈打つ、気高き反骨精神
いびつな形、凹凸に富んだ表面、毛細血管のように張り巡らされる鮮やかな色漆。
多様性の受容が叫ばれる現代において、「端正」とは異なる「不完全な美」をありありと提示することで、自らの生きざまを表現している。
古賀崇洋|現代社会へのカウンター
千利休をリスペクトし、あえて相反する美意識として「反わびさび」を掲げる古賀。その作風は、モノの存在感を際立たせるようなド派手で豪華な色彩と、無数のスタッズが特徴的。日本美術・文化の伝統的な造形をアップデートし、現代社会の問題意識などを反映させた作品を制作している。
酒井智也|意識と無意識が往還する陶芸
酒井は、まるで瞑想するかのように無心になってロクロと向き合い、ふいに思い浮かんだイメージを作品のパーツとして作る。それらを今度は、意識的に再構築することによって作品を完成させる。知らず知らずのうちに、意識の底に沈んでしまった、本当は大切だったはずの記憶を、作品として生みなおしている。
中村弘峰|いつの時代も変わらない、人の祈りを具現化する
中村は、明治時代から続く博多人形師の四代目。人形の本質について「人の祈りを形にしたもの」と語る。たとえば、古典的な五月人形に込められた「祈り」や「憧れ」を、現代にアップデートしたとしたら?そこで生まれたのが、アスリートに見立てた御所人形だった。人形の本質は変えず、今を生きる人形師として、そのふさわしい形を探求し続けている。
宮下サトシ|重みのあるカートゥーン
アメリカのカートゥーンアニメーションに影響を受けている宮下の作品は、ビビットな色彩と、かわいさ・皮肉・暴力性などが交じり合う、サイケデリックな世界観が特徴的。アニメ・マンガといったサブカルチャーを取り込み、陶芸で現代アート作品を制作する「重みのあるカートゥーン」が、今注目を集めている。
天酒堂オリジナル酒器「酒碗 」を展示
会場では、アーティストの作品に加えて、天酒堂のオリジナル酒器「酒碗 」を販売・展示いたします。
天酒堂は、有機的かつ洗練された最先端の「日本酒」と芸術性が高く機能的にも優れた酒器「酒碗 」をプロデュース・販売するギャラリーです。会場内には、バー・スペースを設置し、酒碗で日本酒を味わう新たな体験をぜひご体感下さい。
イベント紹介
次に、展示期間中に開催されるイベント2つをご紹介します。
アート茶会|アーティストが手掛けた茶碗で抹茶をいただく
展示期間中、会場内にデジタル掛け軸を用いた現代的なしつらいの茶室を設置します。
そこでは、茶人による点茶を、アーティストが手掛けた茶碗でいただくことができます。
鑑賞するだけではなく、実際に使うことで感じるていただけることも多いでしょう。1日限りのスペシャルなイベントです。この機会に、ぜひご参加ください。
開催日:11月19日(土 )
参加費:2,000円
※会場にてお支払いいただきます。
参加方法:阪急ウェブサイトのフォームより申し込みの上、会場にお越しください。
「新しい日本文化」を考えるトークイベントを開催
テクノロジーと日本文化をテーマにしたトークイベントも開催予定です。
テーマは「工芸3.0-アート×テクノロジー×日本文化-「新しい日本文化はどのようにして生まれるのか?」
Web3.0が話題となる現在、工芸も、より現代にあった形にアップデートしようとする動きがあります。そこで、今回のトークイベントでは、各分野の専門家たちをお招きし、「新しい日本文化」のあり方について語り合うトークイベントを開催します。
登壇者は、TeaRoom CEOであり茶人の岩本涼氏、テクノロジーベンチャー企業・スタートバーン 執行役員の太田氏、住吉酒販 代表の庄島健泰氏、そしてB-OWND プロデューサーの石上賢の4名です。
なお、このトークイベントは、B-OWND公式Instagram(https://www.instagram.com/bowndjp/?hl=ja)にてライブ中継の予定です。会場まで足を運べないお客様も、ぜひご視聴ください。
開催日:11月20日(日)13:00~14:30
参加費:無料
参加方法:予約不要。直接展示会場までお越しください。
LIVE配信予定(インスタライブ)
古賀崇洋のデジタルアート作品を展示・NFTの無料配布を予定
会場では、新進気鋭のアーティスト・古賀崇洋の代表作《NEO MANEKINEKO》を3DCG化したデジタルアートを展示します。会場内に巨大デジタルサイネージを設置し、リアルとデジタルが混ざり合う新たなアート展示の可能性を示します。また、来場者限定でNFTを無料で手に入れられるイベントも実施予定です。
終わりに
工芸は、茶や酒などといった文化とも密接に関わりあいながら発展してきました。そのため、鑑賞するだけではなく、実際に使用することで感じていただけることも多くあるでしょう。
B-OWNDは、今回の展示において、みなさまに実際に工芸を使い「体感」していただくことを楽しみにしてます。そこで生まれる新たなコミュニケーションが、現代の工芸の発展へと、さらには「新しい日本文化」の形成へと繋がっていくのではないでしょうか。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
【展示会概要】
※会期は終了いたしました。たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました。
『工芸3.0 -アート×テクノロジー×日本文化- produced by B-OWND』
■会 期:11月16日(水)~22日(火)10:00~20:00 ※最終日は18:00終了
■会 場:福岡県福岡市博多区博多駅中央街 1-1 博多阪急 1 階メディアステージ
■参加アーティスト
現在最注目の30代若手工芸アーティスト6名が集結。
井上祐希、氏家昂大、古賀崇拝、酒井智也、中村弘峰、宮下サトシ
■茶 会:11月19日(土)11:00~19:00(参加費2,000円)
■トークイベント :11月20日(日)13:00~14:30
■参加企業:スタートバーン、TeaRoom、天酒堂
※作品は博多阪急の会場でのみご購入いただけます。当ECサイトでの販売はございませんのでご了承いただきますようお願い申し上げます。