B-OWND|2020年参加アーティスト紹介
今回は、改めて彼らをご紹介するとともに、来年の展開についても言及します。
B-OWND|2020年参加アーティスト紹介
2020年、B-OWNDに登場したアーティストは、以下の6名です。
【2020年参加アーティスト一覧】
- 「産声を上げるいのちのフォルム」漆| 笹井 史恵
- 「究極の造形美を志向する陶芸家」陶 | 高橋 奈己
- 「幸いあれと祈るかたち」竹 | 中臣 一
- 「緊張感を生み出す造形美」陶 | 山浦 陽介
- 「器であって器でない、ただそこにあるだけのもの」陶 | 桝本 佳子
- 「永遠性の、ブルー」陶 | 松林 豊斎
本年度参加アーティストも、伝統を受け継ぐ名門の出身から新規気鋭の若手まで、そしてジャンルも漆、陶、竹と多岐にわたります。共通するのは、日本工芸の素材・技法を用いて、現代的で独自の表現を追求するアーティストたちであること。
それぞれのアーティストの経歴や世界観はさまざまです。
B-OWNDでは、そんな彼らの生き様・志を、アーティストページにて紹介しているほか、独自にインタビュー記事を作成しています。
彼らはなにを表現しているのか、どのような思いを作品に込めているのか、知っていただくだけで、きっと見どころが変わり、アーティストも作品も、もっと身近に感じていただけるはずです。
この記事では、代表作品とプロフィール、インタビュー記事をまとめ、各アーティストを改めてご紹介しています。この機会にぜひご覧ください。
「産声を上げるいのちのフォルム」
漆| 笹井 史恵
【プロフィール】
1973年、大阪府生まれ。1998年、京都市立芸術大学大学院美術研究科漆工専攻修了。 2003‐2005年、タイ国立チェンマイ大学にて滞在制作(ポーラ美術振興財団、ユニオン造形文化財団在外研修助成)。2009年より、京都市立芸術大学にて教鞭をとる。受賞歴は、2014年、京都市芸術新人賞受賞、2015年、京都府文化賞奨励賞、タカシマヤ美術賞 受賞など。
【アーティストページ】
次のリンク先では代表作品やアーティストのコンセプトをご紹介しています。
【インタビュー記事】
作品の世界観について詳細を知りたい方は、下記のリンクからインタビュー記事をご覧ください。
「究極の造形美を志向する陶芸家」
陶 | 高橋 奈己
【プロフィール】
東京都生まれ。 果実やつぼみなど自然が生み出すアシンメトリー(非対称)な造形の美しさに魅せられて以降、継続してそれらをモチーフに作品を制作し、分野を問わず国内外から熱い視線が注がれている。1997~99年ファエンツァ国立陶芸美術学校在籍。東京国立近代美術館やファエンツァ国際陶芸美術館などにコレクションされている。
【アーティストページ】
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【インタビュー記事】
作品の世界観について詳細を知りたい方は、下記のリンクからインタビュー記事をご覧ください。
「幸いあれと祈るかたち」
竹 | 中臣 一
【プロフィール】
竹藝家/バンブーアーティスト。1974年大阪府生まれ。早稲田大学商学部卒業。大学在学中に人間国宝の生野祥雲斎の作品に衝撃を受け、竹藝を志す。大学卒業後、大分県立竹工芸訓練センターで竹工芸の基礎を学ぶ。その後、竹藝家の本田聖流氏に師事。2005年に独立し、オブジェを中心に創作。ボストン美術館をはじめ、ニューヨーク、ロンドン、パリなど世界各地の美術館やギャラリーで作品を発表している。また、リッツカールトン東京、リッツカールトン京都、福岡空港VIPラウンジなどのアートワークも手がける。パブリックコレクションは、フィラデルフィア美術館、サンフランシスコ・アジア美術館など多数。
【アーティストページ】
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【インタビュー記事】
作品の世界観について詳細を知りたい方は、下記のリンクからインタビュー記事をご覧ください。
「緊張感を生み出す造形美」
陶 | 山浦 陽介
【プロフィール】
1982年、福井県生まれ。静岡文化芸術大学デザイン学部卒業、多治見市陶磁器意匠研究所修了。これまでに、個展、グループ展を多数開催。第4回金沢・世界工芸コンペティション入選(2019、金沢21世紀美術館)、第11回国際陶磁器展美濃入選(2017、セラミックパークMINO)など多数。
【アーティストページ】
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「器であって器でない、ただそこにあるだけのもの」
陶| 桝本 佳子
【プロフィール】
1982年、兵庫生まれ。京都市立芸術大学 大学院修士課程 陶磁器専攻修了。2010年、米フィラデルフィア芸術大学 ゲストアーティスト。2013年、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン) レジデンスプログラムアーティスト。個展、グループ展は、国内外問わず多数開催。受賞歴は、2013、兵庫芸術奨励賞、2018、秀明文化基金賞など多数。パブリックコレクションとして、ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、豊田市美術館、滋賀県立陶芸の森などに作品が所蔵されている。
【アーティストページ】
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「器であって器でない、ただそこにあるだけのもの」陶 | 桝本 佳子
「永遠性の、ブルー」
陶 | 松林 豊斎
【プロフィール】
1980年 朝日焼十五世松林豊斎の長男として生まれる。2003年 同志社大学法学部を卒業後、日本通運(株)に就職。2004年の退職後、京都府立陶工訓練校にてロクロを学ぶ。その後、父豊斎のもとで修行。英国セントアイブスのリーチ窯での作陶などを経て、2016年、十六世豊斎を襲名。GOONなど様々な活動にも積極的に参加している。
【アーティストページ】
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【インタビュー記事】
作品の世界観について詳細を知りたい方は、下記のリンクからインタビュー記事をご覧ください。
ご自身の人生観、世界観と照らし合わせて、共感するアーティストはいたでしょうか。
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年末のご挨拶
私たちの生活様式が変化し、これまでの「当たり前」が問いただされた2020年。立ち止まることなく進んでいた物事が突如として静止した結果、「いつ、どこで、何が起きるのかは 分からない」という不確実性を再認識することになりました。
しかしながら、こうした先行きの見えない時代において、歴史を背に「今」ここに価値を見出そうと奮闘するアーティストの生き様にこそ、閉塞感が漂う時代の活路を拓く鍵があるのだと、わたしたちは確信しています。
B-OWNDは、来年度いよいよ世界に視野を広げ、新たな挑戦を開始します。
また、続々と新しいアーティストの参加も予定しておりますので、発表まで楽しみにお待ちください。
改めまして、日頃よりB-OWNDを支えてくださっているアー ティスト、コレクター、関係各位のみなさまに心より感謝申し上げます。来年のB-OWNDにも、ぜひご期待ください!